読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ktc1080’s diary

連絡先ktc1080@gmail.com

e大学の可能事

・面白そうな、あるいは学べそうな講義がたくさん並んでいる、そんな場が可能だ。講義が講義を呼ぶ。しかも関係の二次消費もできて、そちらのほうこそを目的にすることさえできる。こういったことがe大学の単純な魅力になる。

 

・組織名から固有名へ。機関の人間にだけでなく、在野で活動する人間にも有用である場をつくることができる。 

 

・情報化の機能は良くも悪くも合理化・省略化。e大学が合理化・省略化するのは講義すること、受講することにかかる手間と費用。

 

・物も感性も均質化していく世界に歯向かうとする者も利用してやろうとする者も、内と外の境界・違いを無理に仕立て上げることでしかやりすごしていけないという不気味な時代に、虚構ではない認識と感性の探求の成果を自然に残せていける、自然に集まってくる、そんな場を設けることができる。 たとえその場のほとんどが虚構の側によって利用されるとしても。

 

人工知能について触れると、ディープラーニングの設計にあたって課題設定とデータ処理を切断するタイミングの決定は今のところ人間によってされているが、実用化が進めば当然これらも人工知能によってやろうという動きになるだろう。それは認知から判断までの一連の流れを自動化するということだが、一つの情報処理が全体の認識に作用し、無限に連鎖し続けるという問題がでてくる。それを切断によって解決しなければならない。切断もディープラーニングによって可能にするということになると思うが、ディープラーニングが特徴量の抽出をするために利用する膨大なデータの元は人間の判断履歴、行動履歴にある。文字情報から視覚情報までその対象となる。切断のタイミングはそこから学ばれるので、まず一般的な切断(人間の平均よりはやや上の能力を誇る)が可能になり、次いで例外的切断ができるようになるだろう。ただこの例外的切断が難しく、例外的切断を判断するのも一般的切断によって可能になった人間に近い人工知能となるので、いわば凡人が奇才を解釈しようとする事態に陥る。人工知能は切断を習得するために一般的人間へと寄っていかねばならず、そのために一般的人間のような判断しかできなくなる。そこから可能となる課題設定の自動化もおなじこと。ディープラーニングが抽出できたシニフィエシニフィアンに組み合わせる動作も、一般的人間による組み合わせる動作の履歴をディープラーニングで学習させることで可能にするのであれば、人工知能の知覚はやはり一般的人間に近いものとなるに違いない。そもそも人工知能が人間的な有用性から始まりそこに帰結するという前提もある。

 しかし人工知能が一般的人間の判断・動作を代替しうるということはいえる。そして、突飛な解釈が下手なだけで堅実な論理的認識・判断は得意なものとなるだろう。人間の欲望の処理を管理するのも上手くなるはずだ。資源の制限という単純な問題もあるが、もしも人工知能が人間の諸活動を——もちろん芸術文化も含めて——代替するとしたら、人間はだいぶ楽になれる。そんな人工知能が仕立て上げる円環に人間は疑いもなく埋没していくだろうか。 

 ところで人間は突飛なものが好きだ。そのなかでも人間によって究められた表現に強く惹かれている。一般的人間に出来そうにないことをやってのける人間を望んでいる。そしてそれに共鳴して、あるいは周りの平凡さに反発して、自身も何かしらに注ぎこまずにはいられなくなる人間がいる。評価されることで満足するかもしれない。しかし他からの評価を参考にしつつも、または全く無視して、納得するまで探求を続ける人もいる。 

 人間が人工知能の表現法を利用して表現をつくりあげることもなく、人工知能だけで完結する表現。それが人間に与えるのはバリエーションの豊富な、けれども生ぬるい快だ。人工知能による表現を人間の表現に利用するのであれば話は別だが。あるいは対象化された身体の快を直接に与える表現のほうにも人工知能は向いていくだろう。 

 人工知能にも突飛な表現も確かにできるだろう。だがそれは一般的人間が発想するようなありきたりな突飛だ。課題などの設定は人間がやって、一般的人間性を放棄させることで、突飛なものを生ませるとしたらどうか。人間には考えられない動作なり表現が人工知能に可能であるのは、人間あるいは人間に近くなった人工知能がそれを人間には考えられないものとして認識するからに他ならない。だから、そんな突飛は人間味の消えたシュルレアリスムの作品でしかない。 

 人工知能が与えてくる快に身を任せるのであれば、生ぬるい快か身体に直接的な快かシュルレアリスム的な快しか感じることはできない。人間はおそらく、これに満足しない。独自の哲学をもって気の向くままに納得するまで探求を続けた先の人間の表現を、彼らは期待する。ときには人工知能の表現を利用しながら。そして人工知能による表現が自明のものとなるほど、人間による表現の輪郭がかえって浮き上がり、期待されるようになるだろう。 

 これまでの情報化の流動と人の価値観の変化を、人工知能の実用化による単純労働主体の代替とあわせて、人間が人間による可能性の追求を至高なものにすることの予兆とみることもできる。それが確かになっていく時期が今だとすると、特異の表現を残せる場、それを楽しむ場、それに触れることで表現欲が触発される場が盛り上がってくるはずだ。金で人が動く時代である限りは、e大学はそんな場を提供できる。仮にその時代が終わるとしても、表現のデータを託すことはできる。 

 人間の可能事の一つである表現を、人工知能のみの表現から独立させて楽しめるものとすること。そしてそうすることで、形として表現するということ以外の、言表しがたい幸福な可能事がまたかえって映えてくるはずだ。 

資格試験塔

Ⅱ.資格試験と採用のためのプラットフォーム   

名称を「資格試験塔」と仮置き。  

  

  

基本機能・基本像   

  

・受験者(就活者)、試験者(民間資格業者)、労働力の採用者(企業)、資格発行保証者(運営)の四者によるプラットフォーム。   

 受験者は試験一覧から受験し合格すれば、その試験サービスが資格制を採っていれば資格発行を申請できる。資格発行するとき、試験者に資格代を払う。受験だけなら基本無料。受験者は一つ以上の資格を獲得したと同時に、自身のユーザーページに応募可能となった採用募集一覧が表示される。まず就活者エントリーをして、採用募集の応募画面で履歴書を作成し(それを保存して使いまわし可能)、そして応募できる。   

 試験者は運営の用意する試験システムを利用したりしなかったりして試験を構築する。また合格ラインを決定する。運営に試験の資格利用化の申請が可能。その際、運営に内容を審査される。受験者が支払う資格代の9割をもらう。資格発行利用料として1割を運営が頂戴する。試験に対話やレポート評価、独自の試験技術など人の手間を挟んだり、試験の内容が重厚になりすぎる場合は受験も有料に設定できる。   

 採用者は採用募集を申請し採用条件としての必須資格を一つ以上指定する。採用者ユーザーページで採用募集をいくつでも申請できる。職務内容や給与情報の入力、必要資格の指定を行う。必要実働経験年数の指定も。採用者は応募してきた受験者の獲得資格一覧とその細かい情報(合格までの試行回数など)を見れる。また就活者エントリーの一覧から資格単位での就活者の検索ができて、そこから採用することも可能。もちろんマッチングできただけで採用が決まるわけではない。後は面接なり独自試験なりを好きに行えばよい。応募者とコミュニケーションをとれるテキストチャットの場もある。  

  

・支払いは資格試験塔用の電子ポイントマネー制によって。1ポイント1円としてクレカ、振り込みでの購入が可能。試験者の獲得ポイントは指定銀行口座への振り込みによって現金化可能。  

  

・試験者が簡単に試験を作成できるようにするための技術提供を運営が行う。選択型試験   

システムだけでも。また試験結果のあらゆる観点からの情報を利用できるように。問題ごとの正答率、平均解答時間など。   

  

・受験者が自らの解答、正答、正答率、合格率などの情報を試験後に確認できるように。試験者はさらに細かく受験データを分析できるように。  

  

・資格発行を行わない無料の選択肢型試験の作成と受験を一般ユーザーが行える場をつくる。採用とか資格が関係してくる試験の場とは明確に異なる場として。ユーザーが訪問したときに直感的に分かるように。簡単な確認テストや義務教育での小テストまで。試験使用時に広告表示。動画広告も可。特定グループ内での利用も可能にする。その範囲内でのみ総合した試験結果の詳細を受験者やコーチが閲覧できるようにする。クラス内での利用などに。同一グローバルIPアドレスによる利用に数の制限を加えるのであれば同一教室での利用は難しくなるけれども。同一教室内での試験利用については既にiTunesUがあることを踏まえる必要がある。  

  

・資格あるなしに関係なく、試験は特定者のみの利用の設定も可能。パスワード入力。特定の企業のみが利用するケースなどを想定。   

  

・試験者は試験作成時にカテゴリの設定とタグの登録を行う。タグは一般ユーザーによっても登録できる。  

  

・試験検索機能。キーワード検索、タグ検索。検索結果画面の試験一覧で総試行回数、資格の授与数、合格率、採用条件にしている企業数、マイリスト数の表示。カテゴリ、資格発行あり/なしなどの属性分けによる検索も。新着順、有用度、利用数、資格獲得数、難易度などによる並び替えを可能にする。  

  

・生試験。リアルタイムで制限時間内に一斉に回答される試験も。選択肢型なら採点も合否も即座に受験者に示すことができる。生試験のスケジュール表のページを設ける。生試験と非生試験の組み合わせも可能に。  

  

・紙の資格証明書ではなく、資格試験塔で発行され、ユーザーページで表示され、採用者に対して効用を発揮できる電子資格であることこそが、資格の証明に信頼性が生じるという仕組みになっている。資格試験塔でログインすることでのみ利用できて、そこでのみ表示できることが資格を持っていることの証明になる。それを印刷して証明書としても何の証明にもならない。プラットフォームが資格の発行と利用を管理・保障することで、資格の信頼性を証明するということ(資格の内容の有用性についての信頼性ではなく、資格の資格たる所以についての信頼性)。もちろん管理といっても内容に介入しまくるわけではないけれども。それを通して、ユーザーページに表示される資格が資格としてみなされるのであり、自明に利用される。資格所持者の本人確認については後述。   

 しかしながら資格発行権を資格試験塔の運営が独占するべきかどうかは別問題だ。既存の民間資格と協調し、試験のひとつにしたり、また運営公認の資格として資格試験塔での試験を経なくとも資格証明するものがあればユーザーページの資格一覧に加えることも可能にすることは、プラットフォームの繁栄に繋がるかもしれないからだ。ただし、ネット上のプラットフォームとしてはこの分野に一番乗りできる可能性があるという点で独占は強みになりうる。基本独占、既存の大手資格試験業者に対しては非独占、あるいはAmazonのように電子資格は独占という形もとれる。   

  

・ミスを直していくことで学習できるタイプの試験と、何度も受験することに学習性がない、回答文が一時的に暗記されるだけのタイプの試験がある。そのユーザーが合格するまでの試行回数を資格証に表示させることで後者の合格の価値を無効にすることもできるが、捨て垢で試行しまくって本垢で合格するという抜け道がある。   

 試験者側の工夫に委ねることになるけれども、試験内容の量を増やすこと、選択肢の内容を複雑にすること、受験ごとに問題文と解答の内容の文法を微妙に変化させて同一回答が正解とは限らないようにすることなどで後者を前者にしていくこともできる。意味を理解させる試験は質を落とさずに実力を養わせることもできる。   

 ミスを直していくことで学習できるタイプのほうの試験を資格試験塔でのメインにすることができれば良し。試験作成者にそのことを理解させる必要があるので試験者用のマニュアルを用意。市場競争で勝手に理解してもらえるかもしれないが。  

  

・アカウントでの個人情報の入力が本人確認に結びつくにしても、代理受験は可能だ。タイピング速度の計測による本人確認や、生試験ならユーザーページに本人の写真を貼らせ、試験中にウェブカメラで顔を写らせて確認するという方法もある。運営が用意する試験者が利用できる機能に加えてもよい。   

 ウェブカメラでの撮影を介する生試験が有効であるから、非生試験より生試験、また生と非生を組み合わせた試験のほうが主流になるかもしれない。もちろん採用者が面接時に簡易化された確認試験を行うことで資格の本人確認がなされることもある。   

 試験者が試験作成にあたって、採用者が利用できる就職者の本人確認のための簡易試験も用意する、というのが最善手だと思う。試験ページが受験者用と採用者用が分かれていて、採用者はその後者のページから本人確認のための試験をデバイスでも印刷物でも利用できる。デバイスなら即座に自動採点と自動判定が可能。これを有料にしてもよいが、試験者は自身の試験を採用者に必要資格の一貫として指定してもらうことを望むから、無料に設定される割合は多くなるだろう。  

 また資格を発行するわけでもない、採用者のための確認試験だけに特化した試験サービスも生まれうる。その場合、試験者は試験の仕組みだけ作成し、採用者はその試験サービスを用いて受験者=応募者に直接受験させることになる。自動採点システム、自動合否判定システムを搭載してもよいが合否判定は採用者に任せることもあるだろう。試験サービスの利用代が採用者から試験作成者に支払われることになる。   

  

・採用者による試験の私的利用について。試験システムにおいて合格までが無料であるなら当然、採用者が資格発行を通しての採用という仕組みを無視して、就活者に自社でその試験を受験させて合格点をとったら採用するという行為がありうる。  

 ところで資格試験塔における資格は旧来のものよりも細分化された技能を対象とする。採用者が採用条件に指定する資格は多岐にわたり、量も多くなるだろう。そのため、試験作成者に断りなく採用者が就活者に試験システムを自社内で利用させるという事態はあまり現実的でない。そもそも、採用者は自社内での試験システムを省略化するためにこそ資格試験塔を利用するのであって、欲しい労働者を簡単に選別し採用したいのであれば素直に利用するのが合理的であるはず。  

 それでも私的利用を防ぎたいのであれば、比較的軽めの——専門的でないという意味ではない——試験の受験代は無料で、重めの多層的な試験の受験費は有料にすることを試験者に勧めることもできる。また、同一グローバルIPアドレスからは3台までしか資格試験塔に同時ログインできないようにするといった施策もよいだろう。  

  

・試験には合否型と得点型がある。一定の得点の区切りによって合否へと分けるか、得点の高低をそのまま能力判断の直結させるかの違い。もちろん実際は得点型も評価者によって区切られているわけだけれども。例でいうと英検とTOEICの違い。資格試験塔における得点型の試験の場合は、採用者が指定する一定得点への到達が採用条件となる。受験者は得点の高低によらずその得点を資格として、資格発行できる。得点の指定について試験者がおすすめする指標を採用者に提示するのもよい。   

 また適性検査型がある。適正検査型は点数が能力を評価するためにではなく、適性を判断するために用いられる。単純に点数の高低から属性を分類するものから、要素ごとに点数をとり総合的に分類するものまである。資格試験塔では、適性検査型の試験の資格化の際には試験者による分類に沿って適性を表示させる。採用者は必要適性を指定できる。適性を変えるために再試験もできるが、意味の理解を通して学習する羽目になる点では上と同じ。   

  

 ・資格の質保証はレビューによって。試験を合格できればレビューすることが可能になる。ぜのの通り合格までは基本無料であるから、レビューも無料で行えることになる。得点型の場合は一定得点以上(8割とか)から可能にする。企業によるレビューを一般ユーザーによるレビューと分けて表示。   

 資格が示す技能が何にとって有用でありそうか、試験はその技能の水準を保証するものであったか(試験は有効であったか)についての評価をレビューの中心にさせる。また就職後一定期間を経てその資格が労働者にとっても企業にとっても有効であったかの評価も、枠を設けてレビューできるように。   

 レビューコメントもユーザーによって「参考になった」数、比率で評価される。また合格までの試行回数も表示される。   

 また、試験内での合格判定時にアンケートによる評価、属性分類を自動的に行う。そのアンケートで有用度や難易度などの調査を行い、結果を試験検索画面に表示させ、検索機能にも反映させる。  

  

・資格と試験は各ユーザーがマイリスト登録できるようにする。資格の公開マイリスト、試験の公開マイリスト。またマイリスト数のランキング表示の場を設ける。ランキングは月ごとに更新される。企業によるマイリストは一般とは別に表示。採用者もそれを参考にすることで、似た企業がどの技能を重視しているかを把握し、採用基準にどの資格を指定するべきかを判断できる。もちろん企業一覧からも必要資格を参考にすることができる。  

  

・企業がクラウドソーシング的に一般ユーザーへ仕事の発注を資格システムを通して行う場も設ける。企業は業務内容、必要資格、採用人数、報酬額を提示し、クラウドワーカーを募る。クラウドワーカ―は必要資格を所持していないと応募できない。企業は応募してきたクラウドワーカーの個人情報をプロフィールやクラウドソーシング契約の履歴、レビューなどより把握し、一人ないし複数人を採用する。期限までに仕事が完遂されたら企業は報酬を支払う。その後、相互に評価レビューを行う。報酬額の幾分かを運営が利用料として頂戴する。1割というわけにはいかないだろう。クラウドワーカ―募集一覧のページを置く。  

  

・資格試験塔上の一般ユーザー用のアカウントとユーザーページの設置。撲滅は無理でも試行用アカウントと合格用アカウントを別にして利用するといった事態は少ないほうがよいのだから、資格試験塔でのアカウント作成の際に個人情報を入力させる。電話番号の登録とSMSからのアカウント登録手続きを義務化するなど。ただしクレカ情報の登録の義務化は利用者数を減らすし、またクレカを持っていない未就職者に厳しくなってしまうので却下。  

 ユーザーページでは自身にのみ閲覧できるものとして電子ポイントの残額、資格試験のマイリスト、採用募集のお気に入り、応募中の採用募集、受験履歴、獲得資格一覧、レビュー履歴、応募可能な採用募集、誘ってくる企業情報が並ぶ。外部からは獲得資格とクラウドワーキングの評価レビューが閲覧できる。  

 このユーザーページから就職者エントリーが可能。ユーザーページ外にある就職者エントリー一覧からもエントリーはできる。エントリー後、テキストチャットにて採用者とのコミュニケーションが可能。  

 また自分用の試験のスケージュール表を活用できるようにする。  

  

・企業、採用者用ユーザーページ。進行中の採用募集一覧、応募者一覧、今月分の支払い総額の表示。このユーザーページから採用募集とクラウドワーカ―募集の作成ができる。外部からの閲覧では企業ホームページへのリンク、採用募集一覧、資格のマイリストが表示される。応募者とテキストチャットにてコミュニケーションを図れる。  

  

・試験者用ユーザーページ。今月分の売上金の総額や投稿試験一覧、試験の利用状況、試験作成のおすすめ・要請が表示される。「試行回数が10000を超えました」などの状況説明もされる。このユーザーページから運営へ売り上げ金の振り込み申請ができる。外部からの閲覧では投稿試験一覧が表示される。  

  

・トップページではキーワード検索機能の下に投稿試験一覧が並ぶ感じ。カテゴリ別の表示も。新着試験、ユーザーが発行した資格の最新、ランキング。このページから各ユーザーページに飛べるように。  

  

・ユーザーページで表示される応募可能企業一覧とは別に、採用募集一覧と検索機能。カテゴリ分類あり。どの資格を採用条件としているかを把握できる。就活者には必要資格をすべて満たしている採用募集が目立つように表示され、そこからも応募ができる。一括応募機能も。必要資格を満たしていない募集は応募できないが、必要資格の覧から試験の場へ飛ぶことができる。  

  

スマホアプリ化。資格試験塔のすべての機能をそこで再現するのは難しいだろうが、資格所持者側の企業への応募、採用者側の募集、一部の選択式試験の実施と資格発行ぐらいならできるだろう。通信料の多すぎる試験は難しくなる。もちろん、スマホ専用の試験があってもよい。  

  

  

補完機能・操作   

  

・試験や論文の吟味によってだけでなく総合的な評価によって与えられる資格として免許皆伝制を設置。師弟関係のように密接したなかで解答と訂正を繰り返していき、中長期的に能力を会得する学習形態を想定。師は資格に皆伝理由をずらずらと書き込むことができる。その一部にどの論文を評価しているかも表示できる。師側の発行できる資格の型はいくつでも。一番弟子資格も。授与数の少ない皆伝と、多い灌頂など。師弟的学習法のために個人用チャットを用意してもよい。    

  

・解答内容の窃盗チェックや文法チェックはすでに人工知で自動化されている。できればその機能を試験者が利用できるように。   

   

・資格取得数ランキング、試験利用数ランキング、難試験ランキング、採用条件に指定された資格ランキング。ジャンル別。   

  

・採用決定時に運営が採用者から利用料をとってもいい。ジョブセンスのように採用時にお祝い金を渡すシステムも。就活者が採用決定後にお祝い金を申請し、採用者は就活者へのお祝い金と運営への利用代を支払う。就活者が採用決定していないのに申請した場合、採用者は放っておくと損になるようにしておき、運営に報告させる。このとき、採用者が採用決定しているのにしていないと虚偽の報告をした場合に、お祝い金が無効にされることで就職者にそこへの就職を引かせることもできる。ただし、採用者が別にお祝い金を支払うことを就職者にプラットフォーム外で約束している場合に対してはどうすることもできないという穴がある。採用者は利用料を浮かせることができてしまう。  

  

・合格までの平均試行回数の表示は難易度の指標になる。   

  

・画像や文章の一部を選択する間違え探し型も用意。   

  

・一回きりでなく一年(以上)を通して継続的に行われる試験も可能に。   

  

・運営も試験者として積極して資格発行ありの試験を作成。開設時にいくつもあるように。採用者としても利用できる。  

  

・試験者になりうる技術者への営業。採用者として利用してもらうための企業への営業。そして資格試験塔の一般への宣伝。就活者と採用者がいなければ試験者はやってこないし、試験がなければ就活者と採用者はやってこない。  

 順序としては、資格試験塔開設時に各ジャンルそれなりに試験を揃えるための営業(当然、運営が自前の試験を用意してもよい)→採用者になりうる企業への営業→一般への宣伝→それからまた試験者になってもらうための営業→...というサイクルで。  

  

・求められている資格試験の一覧。企業からの報酬によるクラウドソーシング型、クラウドファンディング型も用意。運営が利用料徴収。  

 クラウドソーシング(?)型の個人や企業による報酬ありの資格試験リクエストの場から。まず欲している試験内容を個人ないし一企業が提示し、報酬金額を設定する。このとき運営が報酬金を一時的に預かる。試験作成の名乗りをあげる人が指定数以上集まったとき、提出までの期限が定められる。そして複数の試験作成者が期限までに完成試験を彼と運営に公開、そのうちの一つが出資者に選ばれ、報酬が支払われる。完成した試験が依頼された内容の水準に最低限達しているかを運営(あるいは運営に委託された業者)が判断する。不合格しかなかった場合は報酬金が返還される。合格が一つ以上あった場合、出資者は必ず一つを選んで報酬を支払わなければならない。出資者へのみ試験利用を可能にする設定も可能に。   

 上の方法のうちリクエスト側が複数となるパターンも。その場合はまず試験作成をするわけではないユーザーがリクエスト試験の内容を考案することに。彼にも報酬全額のうち1割程度を与えてもよい(無報酬でもわんさかでてくるなら無報酬で)。複数の出資者がそれに出資。期限となったとき、出資比率に合わせて出資者たちにポイントが付与され(つまり出資額がおおいほど有利に選べる)、彼らが各々投票し、ランキング形式で報酬が支払われる作成者が選ばれる。上位何人に報酬が支払われるかを決めるのもポイントによる投票によって。少しややこしくなっているのは出資者全員に同じだけ投票権を付与してしまえば確実に不正が行われるため。期限まで出資額は増加し続け、期限まで運営が報酬金を一時預かる。上と同じく、試験内容の検査を運営が行い、合格があれば出資者は必ず報酬を支払う相手の数と相手を選ばなければならない。ない場合は返還。考案者が作成もそれへの報酬も他人にやらせるという面がある。   

 クラウドファンディング型も用意する。そのうち、完成前寄付型は持ち逃げされるので却下。報酬型は、まず一人の試験作成者が発案内容を公開して、複数の出資者を募る。期限までに出資額は増えていき、完成時に運営によって内容を検査され、合格なら支払われ、不合格なら返金される。目標金額の設定は目安としてのみの意味しかない。結局、完成後にしか作成者に金が入らないのが難点。  

 また企業から特定の試験作成者に直々に試験作成を要請することも可能に。  どれも報酬金の10%前後を運営が手数料として頂戴する。    

・資格勉強に最適な教材へのリンクを試験ページの下部のほうに貼れるように。動画でも文字媒体でも。試験者によるリンクのスペースと一般ユーザーによるリンクのスペースを分ける。  

  

  

e大学との相補関係について  

  

・資格試験塔の成功に必須である資格試験の事前学習のためにe大学の動画投稿を利用できる。資格試験の作成者が資格学習の動画もつくるのもよいし、他人がつくるのもよい。どの動画がどの資格試験に対応しているか、e大学では動画ページや講座のリンクによって、資格試験塔では試験ページや公開マイリストのリンクによって、表示させることができる。  

  

・e大学と資格試験塔における電子ポイントの利用を共有化するために同一アカウントによる使用を可能にする。ただしユーザーページは各プラットフォームごとに別にあること。資格試験塔の利用にはe大学よりも個人情報を多く入力する必要があり、e大学の匿名の論理と資格試験塔の固有名の論理に軋轢が生じうるからだ。  

  

・投稿者については資格試験塔で獲得した資格をe大学で表示できるようにする。たとえば投稿者が免許皆伝資格を表示させれば、誰から正統に学んだかを知らしめることができる。動画投稿者が弟子をつくって、その弟子がまた動画投稿を行うという循環を期待する。大学がやってきたことをe大学と資格試験塔の内部でやろうということだ。  

  

・拡張現実的な要素が強くなる分、e大学の外部にあったほうがよい。仮想現実への没頭が現実での地位向上につながるという面を強調してもよいかもしれないが。   

  

・e大学での講義動画と資格試験塔の試験を合わせることで、その合格証明が特定の大学の単位として認められるという事態もありうるのではないか。大学の維持に付き合っていくべきだというわけではないが。Moocs内の受講証明が大学の単位になるということはすでに起こっている。   

  

人工知能の使いようによってはe大学のどの動画が資格獲得に役立ったかを視覚化することもできるかもしれない。   

  

・資格試験塔のe大学からの独立の理由の一つには、e大学の動画作成に加えて試験もつくることが当たり前になると投稿者の負担が大きくなりすぎるというのもある。Moocsでも大学側が不特定多数への試験システムも考慮しなければならないという事態がよく問題になる。もちろんやりたい人はやればよいが、一応e大学の外で。   

  

使用感覚・ニーズ  

受験者・就活者目線    

・能力を自己認知できる。また企業の求める能力を把握できる。それのよって身に余る企業への就職の期待をせずにすむ。あきらめられる。   

・手当たり次第の就活をすることが少なくなる。   

・試験によっては受験しているだけで能力を向上させうる。   

・人気の資格を獲得していくだけで就職が可能になっている。ときにはゲーム感覚で就職できる。   

  

採用者目線    

・労働力選別の手間が省ける。   

・就職者を振るい落とし、絞れる。   

・既存の資格よりもはるかに細分化した技能を示す資格によって必要な労働力を指定できる。またどの資格を利用するかも公開マイリストや他企業のユーザーページを参考にできる。   

・企業内教育にも利用できる。   

  

試験者目線   

・国家資格、民間資格で扱いきれていない技能を資格化することができる。   

・規模の大きい組織でなくても個人レベルで資格試験をつくりだし、儲けることができる。小銭稼ぎ程度から専業者までありうる。  

  

 

デザイン   

・糞真面目な感じで。理路整然というイメージ。  

・どの機能についてもどのページについても、試験者、受験者、就職者、採用者のうち、誰のためのものか感覚的にわかるように。各ページの右上の切り替えボタンで採用者用とか受験者用とか切り替えられるように。  

・必要となるページは以下の通り。  

  

資格発行ありの試験ページ  

なしの試験ページ  

生試験スケージュールページ  

受験者・就活者用ユーザーページ  

企業・採用者用ユーザーページ  

試験者用ユーザーページ  

企業・採用者検索ページ  

採用募集一覧ページ  

就活者エントリー一覧ページ  

クラウドワーカ―募集一覧ページ  

採用者と就活者のテキストチャットページ  

試験リクエストページ  

検索結果表示ページ  

検索機能やランクング、カテゴリ表示などのあるトップページ  

決済画面、振り込み申請画面など金銭にかかわるページ  

利用規約ページ  

利用マニュアルページ  

 

・企業名が実際に往き交っているだけで就職できる気になれる、という感覚を演出できる。そこから就活者を惹きつけていく。   

・獲得資格一覧は書斎のように眺められるように。  

  

  

こじつけ   

・就職、採用システムの合理化、最適化。それを通して雇用と就職と離職、転職がうまく回っていく社会を支えることができる。大卒資格に頼らずに。     

・それぞれの利用料でロイヤリティ配分を9:1に設定していることにこだわりはない。いけるの

であれば7:3ぐらいでも。

・上昇していくイメージなので塔。名前はこだわってはいない。   

  

・使用感覚は他のプラットフォームと比べてどう位置付けできるかによっても決まる。例えばコネ型就職・転職のためのlinkedinとの対として、コネのない就活者のための資格試験塔。  

  

・既存の民間資格でも実技以外の試験は選択式が多数であり、そもそも選択式だけという試験も多い。資格一覧書で確認できる限り。だからそれら既存の資格試験を電子化することは原理的には可能なことであり、難しいことではない。  

  

・ウェブ上でもデバイスさえあればできそうな試験は選択式、論述式、タイピング式、対面式(ウェブカメラ、VR)、cbt式。   

  

・企業にとって就活者の能力こそ重要なのであって、真面目に取り組んだかも分からない受験履歴はどうでもいいこと。運営がその情報を企業に売りつけても仕方がない。   

  

・評価者が評価される連鎖のプラットフォームになる。受験者は能力を試験者によって、労働力を採用者によって評価される。試験者は試験の有用性・有効性を受験者(就職者)と採用者によって評価される。採用者は就職者によってあらかじめ評価される。またレビューコメントもユーザーによって評価される。   

 運営についていえば、運営への評価のまなざしが最小限になっていることが結果的に運営への最大限の評価であると思う。つまり活気あふれる中で存在感がない運営というのは、運営されるプラットフォームが問題なく成功していることを意味するのではないか。プラットフォームは目立っていいが運営は目立たないことが望ましいように思う。   

  

・どんな本人認証のシステムをつくっても、代理受験をある程度減らすことはできても全滅させることはできない、代理受験はされるものだということを念頭においてプラットフォームを構築する必要がある。   

  

RPGシミュレーションゲーム型などの小難しい試験方法もあってもいいが、その場合、運営が絡むのは資格発行のところ。音声や動画を提出させる試験。VR活用の試験など。新たな試験方法も歓迎する姿勢をもつこと。  

  

・ゆくゆくは企業が給与を上げる条件として、従業員に資格試験塔で資格獲得させるということもありうるのではないか。ユーザーページで資格獲得の証明ができるだろう。   

  

・文系の能力の評価については、博士号よりも誰を師として学んだかということやどの学派に属しているかということが重視されることが歴史的にも多い。というか文系の評価基準はそっちが本質的になっていると思う。事実、ウパニシャッド哲学から近代の論理哲学まで、どの時代の哲学・思想家も固有名と派が問題にならなかったことはなかったはずだ。社会科学でさえ固有名と派の影響下で開拓されていったのは明白。   

  

民間資格の質保証は評判によるもの。大学の学士授与の質保証についていえば大学基準協会があるが、新聞等によって公開されるあらゆる大学ランキングが世界的にも入学者数に影響を与えている。特にアメリカではその傾向が顕著。国家資格はともかく、民間資格と大学の学士については市場原理が入り込んでいる。その市場原理を資格試験塔ではさらに徹底する。   

  

・わりかし一般常識系の資格は需要度が高くなると思う。   

  

・あらゆる教育機関で資格試験塔の試験を活用することができる。  

  

・学歴社会がうまくいっているとき、学歴には就職先がどの程度の企業になるかあらかじめ認識させるというあきらめの機能がある。資格試験塔はその機能を利用する。   

  

・どの機能についても予想外の消費のされかたがありうると予想しておく。   

  

・生涯有用であるのではなく、短期的に効力を発揮する資格が並ぶことが前提となる。  

  

・実証、講義、学位授与、大学図書館という大学の基本機構のうち、大学図書館googleによって、講義は広義のeラーニングのサービスによって、学位授与という資格の保証は資格試験塔によって、代替されうる。  

e大学

Ⅰ.有料動画販売と二次消費のプラットフォーム

名称を「e大学」と仮置き。  

 

骨格となる機能 

1.公式、非公式を問わずに投稿される(基本的に)有料の動画コンテンツとそれを支えるプラットフォーム。消費者の料金支払いは電子ポイントマネー制。投稿者への売り上げ支払いは現金振り込み。ロイヤリティの配分はあらゆる企業内部の現実的な費用——サーバの容量だとか監視管理費用、人件費など——との兼ね合いを考えねばならないのでここではっきりさせることはできないが、7:3が限界という感じ。(vimeoが独占なし、年会費2万円で9:1の配分。e大学では動画に二次消費の機能がつくのでその分の付加価値を考慮できる。) ハードを作る会社がソフトも作るゲーム業界のように運営側も自ら有料動画をつくっていくのもよいだろう。 

2.動画の視聴期限ありの販売と、(プラットフォームの存続の限り)なしの販売、どちらでもの販売を投稿者が設定できるように。原則都度課金。  期間限定販売の動画も。期間後は自動削除かユーザーへの非表示設定(後にすぐ表示設定にできる)。開始10分前後の無料設定も可能に。また動画の限定販売設定を可能に。指定のユーザーにのみ販売する設定。企業内教育での利用を想定。秘教的活用もありえるかもしれない。  

3.購入はカートページを通して。一括購入機能。後述の講座での一括購入も。視聴期限の有無も簡単に選択していけるように。  

4.動画へのニコ動的な匿名の移動コメント。注釈コメントと字幕(翻訳)コメントを基本コメントよりも強調する。匿名の移動コメントとは異なり、注釈コメントと字幕(翻訳)コメントには書き込みをしたユーザーの名前がコメントの付近に表示される。そのユーザー名にニコ動でいうところの「ニコる」をつけられるようにして、その数が最も多いもののコメントがまず優先的に表示される。コメント一覧にある注釈字幕一覧から、ニコる最多以外のコメントも表示できるようにする。動画投稿初期にあってはコメント一覧からしか字幕注釈を表示できないということにもなるが、一定のコメント数になるまではすべて表示されるようにしてもよい。コメントの永久保存が難しいなら、注釈字幕コメントを一般コメントよりも優先的に保存する。  

5.キーワード検索機能(~のワードを除く検索機能も)。並び替え機能。タグ機能。  

6.カテゴリ別検索(第一カテゴリ)。カテゴリの範囲設定については、ユーザーの声を参考にしつつ、初期カテゴリの仮置き→カテゴリの分化→統合→分化→...とカテゴリの整理を繰り返していくこと。  

7.動画コメントとは別の、その動画に関するコメント・コミュニティ(以下コメコミュ)。それぞれの動画ごとにコメコミュが付く。投稿者による複数の動画にあわせてのコメコミュの連結は不可。動画が表示されるページにはまず無くて、動画右上の切り替えボタンを押して表示される。gaccoのチャットのようなもの。ただしコメント部屋をつくって質問し、回答するコミュニケーション形式ではなく、2chのスレのようにすべてのコメントがひとつの掲示板に集積していく。分断されていないとはいえ、質問コメントとそれへの回答コメント、動画投稿者のコメントの表示を目立たせる機能も用意。質問コメントとそれへの回答コメントにのみ、「私も聞きたい」「参考になった」ボタンをつけてその総数が表示されるようにする。ただし一応は「私も聞きたい」の数が多い順に質問のタイトルが並ぶスペースも設ける。動画内の共同性の感覚を演出する。動画投稿者のコメントも目立たせる。レスアンカーのコマンド化も。低容量の画像、コンセプトマップ、音声動画、gif画像を付けられるようにする。演奏練習、スピーチ練習などに使える。  

 コメント内で論拠データ、参考データを記載する枠を設ける。書き込む段階で下部にそのスペースがあって、何も書かなくてもよいが書いたら自動的に枠ができる。そのなかでURLを書き込めば勝手にハイパーリンクされる。そういう枠があると理解され、使用されるようになった結果として、論拠があるコメントを無意識に優先して読む習慣がついたり、論拠を示したほうが自身のコメントの有用性を示せると思わせることができれば成功。使い方や有用性をくどく説明したりはせずに。別の使われ方も歓迎。  

 レスアンカーがつけられたコメントとレスアンカーをしたコメントをすべて繋げて読める機能。カーソルをあわせるだけで。レスアンカーの多い順に表示させることも可能に。  あるユーザーによる回答コメントの有用性が高く、その回数も一定以上になると、ティーチングアシスタントの称号を得られるようにする。コメントの始め左に色のついた印があって、一般ユーザーは水色、有用性が認められるほど青、紫と濃くなっていく。 

 コメントの匿名/実名の度合いを4つの類型に分けることができる。本名を晒してコメントする「完全実名制」、ハンドルネームを晒してコメントし、そのハンドルネームに関わる情報がバレてしまう「準実名制」、匿名でコメントするが、そのコメントから彼のユーザーページやコメントの履歴を調べることができる「準匿名制」、匿名でコメントし、そこから彼の情報をほとんど得ることができない「完全匿名制」の4つ。動画コメントはNG機能でそのユーザーの全コメントを不可視にできるとはいえ、ほぼ完全匿名性とし、コメコミュのコメントは準匿名性とする。ユーザーページを覗けばコメコミュで書き込んできた全コメントの履歴がみれる(コメントデータのみ)。履歴が残るので荒らしも減る。自分のユーザーページにあるコメントの履歴は設定で全消去できるが、コメコミュでの書き込みは消えない。また設定で他人からの履歴の閲覧を拒絶することができる。

 動画の視聴期限がある場合、コメコミュの利用もその期限まで。ただし期限後もコメコミュに書き込んだコメントはユーザーページに表示される。期限の切れたコメコミュへの他のユーザーによる新たな書き込みの通知(設定で無効化できる)が行われる。そのコメントの内容は再び購入しなければ分からない。視聴期限内であれば、ユーザーページのコメントの履歴からコメコミュへ飛ぶことができる。

 コメコミュは動画投稿者の管理権限外にある。著作権が問題になってきたら権限下におかせる。 

 できればコメコミュ画面でも右下に小型の本編動画が再生できるように。

8.一般ユーザー、企業、投稿者が動画を選択して自由に作成する「講座」。公開マイリストのようなものだが、もっと目立つように設置する。講座についての説明、動画ごとの解説ができる。投稿者によって制作された講座の動画リストは登録されている一動画からアクセスできる位置にある。その講座情報はシラバス的な役割をもちうる。またe大学外のコンテンツもその講座の項目にできる。講座の動画リストの最後にe大学の動画の費用総額が表示され、一括購入(カートにまとめて入れる)も可能。  

 講座検索機能。お気に入り登録数で上位から並ぶ。企業や投稿者、TAによるお気に入り登録は目立つように。属性ごとで並べてもいい。企業は事業部別の登録も可能に。講座ランキングも設置(最短で一か月ごとぐらいが丁度よいか)。電子ポイントでの講座の宣伝も。  

 一般ユーザーや企業が講座を作れるという点が味噌であり、投稿者の意図に関係なく動画を並べることで、新たな視座からの、膨大な組み合わせによる学習過程を可能にする。もちろん想定外の利用も歓迎して。特に企業が自ら作成したり、他の企業が作成したりお気に入りに入れている講座を企業内教育の一部として活用できるということが重要。  講座の自己組織性が他の動画販売プラットフォームや動画学習サイトとの決定的な違いであり、最大の強みとなる。だからこそ一つの動画を基本単位としてプラットフォームを構築していく必要がある。  

 講座がよく利用され始めたら、さらに散らばっている講座をユーザーがまとめられる「コース」を設置。ヘッセ解説、ゲーテ解説の動画をまとめたドイツ文学講座、さらにそれをアメリカ文学、インド文学などと合わせて文学コースを作成するという具合に。  また日めくり式の講座機能も用意する。その講座を登録すれば一日ごとにユーザーページに「今日の動画」として動画のリンクが表示される。もちろん週ごとであったり、複数表示であってもよい。一日一冊読書みたいに学習するタイプの人間に有用。動画視聴を習慣化させる運営の思惑もある。  

9.アカウントは資格試験塔と共通でも、ユーザーページはe大学で別にある。他人からのアクセスで表示されるe大学のユーザーページからはe大学のユーザーページへと飛ぶことができない。ユーザーページでは購入動画一覧、マイリスト一覧、フレンド一覧、お気に入りの動画・講座・コース・コンセプトマップ、コメント履歴、電子ポイントの残額、視聴履歴、またこれらのすべての最新情報が表示される。投稿者のユーザーページでは投稿履歴、投稿動画の再生数などの情報、今月分の売り上げ総額など。また振込先の変更などもここでできるように。  

10.スマホアプリ化。   

 

優先度の高い補完機能・操作 

 

  • 有料動画へのレビュー機能 レビュー書き込みは動画購入者にのみ可能とすること。無料の場合、レビュー自体を不可能にする。  

 レビューする側を分類する。水色のネームは一般ユーザーによるレビュー、緑は企業、オレンジは他の投稿者、紫はティーチングアシスタント(色の組み合わせにこだわりはない)。レビューも購入者によって「参考になった」がつけられ、その数で評価できる。  

  • 動画再生の最後においての選択式満足度アンケートと第二カテゴリ分類アンケートの結果をレビュー付近に表示。満足度の項目は「分かりやすい/分かりにくい」「理解が深まった/深まらなかった」など。第二カテゴリとは「哲学/経済/工学」といったジャンル分けではない、「共通科目(一般教養)/特定科目」「入門的/専門的」「有用的/娯楽的」といった属性の分類であり、この結果を動画検索に反映させる。検索において「専門的」などで絞込みができるようにも。またその度合い順で並び替えも。難しいから低評価にされるという事態を減らすこともできる。 

13.動画再生途中での選択式クイズの機能。基本的には機能を飛ばせたりオフにできるが、投稿者の設定次第では解答・正答しなければ先に進めない場合も。また解答によって動画の進行が変わる機能も。その作成自体は全パターンの基礎となる映像を全部つなげて投稿し、問題のタイミングと解答と再生時間をそれぞれリンクさせればいいだけなので技術的にも難しくはない。これによりジャンルや難易度によっては効果的な学習が可能になる。問題文や画像の一部分を選択する形式も。間違え探しが可能となる。こういった機能は基礎学習タイプの動画でこそよく使用されるだろう。 

 またクイズと同じ仕組みであるにせよ、アンケートの機能も。動画の消費者の属性比率や理解度を投稿者が調べることができる。

14.動画の分割再生機能。通勤での利用などに。

15.コンセプトマップとその解説を投稿し共有する場を設ける。利用方法は動画投稿者の友敵関係や学派、イデオロギーが分かる勢力地図、投稿者ごとや動画ごとの主義主張の比較図、概念関係の説明図など。またそれについてユーザーたちがコメントをつけられる。当然論争が起こる。そこでのコメントはユーザーページの履歴に残る。コンセプトマップはスライド形式で何枚でも使える。お気に入り登録も。コンセプトマップが動く独特の感触で作成できる。動画のリンクを貼り付けることも可。論拠データ・参考データの枠も。  

 水掛け論になっているのを対象化することで、価値判断からいったん離れて利点欠点を理解させることができる(僅かな可能性に過ぎないとしても)。  

16.動画ページではレコメンド機能とは別に、投稿者によるおすすめの他動画へのリンクが表示される。投稿した動画の前提知識となる動画、応用・発展の動画、反対意見の動画の枠が分けられる(投稿動画←他動画の設定)。  それとは別に動画投稿時に、投稿動画に特定の動画への反論、応用・解釈、補足という属性をつけることができる(他動画←投稿動画の設定) 。こっちの場合、指定対象動画においての再生終了時にこの動画が関連動画として表示される(されやすくなる)。  またおすすめの書籍のリンクも。  

17.コメントできるすべての場で、動画投稿者の管理範囲内でのコメントの削除と、コメントした張本人によるコメントの削除を可能に。また、通報制。そのユーザーにとってだけのNG設定も。  

18.カテゴリ別ランキング。  

19.動画に付く機能は拡大再生、10秒と30秒の先送りと巻き戻し、画面クリックで一時停止、再生速度の0.5,0.67,0.83,1.2,1.5,2.0倍速変化。  

20.動画と同時進行で下線や文字や画像が追加されたり消えたりする電子テキスト、外部から購入した電子参考書、講義内で使用されたスライドを動画ページで表示できるようにスペースを設ける。  

21.動画内容の引用元の出典明記を義務化させる、(一応)ヘイトスピーチを禁止するなどの法の遵守のための配慮をする。  

22.有料動画では一切の広告を表示させず、無料設定の動画では動画・画像の30秒以上の広告を表示させる。再生途中の広告も。このことが僅かにも有料での動画投稿を後押しするかもしれない。導入回や補足説明回などの無料配信が予測される。  

23.マイリスト機能(講座とは別)。再生数、コメント数、マイリスト数を動画選択画面に表示。加えてコメコミュのコメント数、講義ノート数も表示。 

 

24.コンテンツを充実させるための営業。動画が自ずと投稿されるようになるまで、個人に対して投稿を促す営業を行う。機器の貸与や動画作成の手助けも行う。学者・在野を問わない。開設時にすでに各ジャンルに一通り動画が揃っていること。開設時に並んでいる動画の価格が、後の動画投稿の価格設定の際に参考にされることを明確に意識しなければならない。軌道に乗っても新ジャンルの開拓のための営業を続ける。  

 営業は三顧の礼ぐらいがちょうどよいのではないか。一度目では相手にプラットフォームの使用法を理解させるぐらいで精いっぱいだろうし、二度目では面倒くささが上回るだろう。3度目ぐらいから現実的に金儲けを考えられるようになると思う。時期をそれなりに空けておくのも重要。多くの大学教授はおそらく大学による講義の独占権に縛られているだろうから、高齢になるけれども名誉教授が狙い目かもしれない。  

 発信される内容に需要があり、動画配信形式での供給のかたちもそれなりにできている場をまず営業先にすることが望ましい。文系の例としては、東浩紀のゲンロンカフェ、宮台真司のマル激、小林よしのりの私塾など。他にも腐るほどあるだろう。  

 動画ごとの販売ではなく月額会員制を採っているサイトについていえば、美容健康系あたりが既にあるので、営業の狙い目にできる。  

 また企業内教育のための利用を狙うのでそれっぽい内容を優先的に揃えることが必要になる。  

25.ニコ動やVimeoにある学術、技術に関する有料動画をe大学に移動してもらうための営業。撒き餌はロイヤリティの増加と動画機能の向上。  

26.コメコミュの付近に、ユーザー作成による動画についての講義ノートの投稿の場を設ける。コメコミュの機能の一部に位置づげられる。動画内容の著作権法の問題があるので、コピー不可。講義ノート作成にはコンセプトマップ使用可。お気に入り数が多いものほど上に表示される。結果的に講義ノートを読めば理解が深まるどころか動画もみなくてよいという事態が生まれるが、コメコミュの位置的に動画を購入しないと閲覧できないようになっているので売り上げに悪影響はない。  

27.コメコミュ付近にユーザーが編集していく語彙解説のスペース。ただしそこに解説が書かれるのではなく、wikiハイパーリンクされる。また、その語彙が使われた再生時間帯、スライドや電子レジュメの箇所を明記させる。まだ解説が無い語彙は赤で表示され、執筆の意欲を掻き立てる。既に解説があっても満足がいかない場合に加筆を求める「もっと知りたい」ボタンの機能。本でいうところの巻末の語彙解説的な利用を想定。wikiニコニコ大百科のような自己組織型オンライン百科事典を自前で持つのもありだろう。  

28.企業用アカウントの設置と投稿者による動画の企業用販売価格設定。企業用アカウントでは従業員数の登録が必須。運営からの承認が必要。一般アカウントでは同時に複数のデバイスからのログインを不可とする。  

29.埋め込み用の動画販売のサービス。埋め込まれている動画をクリックすれば結局e大学の購入画面に飛ぶことになる。購入すれば埋め込み先で動画をみれる。  

30.ユーザーページのプロフ検索機能。  

31.投稿者のchや一般のユーザーページでは他には非公開に質問できる。公開設定も。コメント部屋式。フレンド追加機能。またchやユーザーページでは講座とは別に公開マイリストを設定できる。  

32.投稿マニュアルの作成。  

33.(調整につき削除) 

34.投稿者は容易に動画・スライド・電子テキストの内容を編集・追加できる。ユーザーにも見える簡単な編集履歴が残る(「7/11 スライドを一部編集」など)。新年度版に動画を更新することも可能。  

35.投稿者と運営は編集で既存の動画の一部に無音化処理、暗黒画面化処理、モザイク処理を施せるように。権利関係のゴタゴタを処理するため。  

36.投稿時や編集で投稿者はあらゆる機能を一括でオフにすることができる。双方向モード、一方向モードなどの選択で。 

37.(調整につき削除) 

38.動画ページのデザインは投稿者によって背景色ぐらいなら変えられる。  

39.どんな糞動画も権利侵害をしていない限り投稿・販売できて、削除されないように。違反動画の削除、編集要請は外部の業者に委託。   

優先度の低い補完機能・操作  

40.動画の枠の上方にビジュアルエフェクトを設置。動画内で注目ポイントだと思う時間帯で注目ボタンを押すと、ビジュアルエフェクトに反映される。ユーザーによって押された数だけ色濃くなるとか動きが加速するとか目立つように。その付近に注目ボタンが押された回数を縦軸、再生時間帯を横軸として折れ線グラフが表示され、指定時間に飛べる。動画の内容に対して初心であるものがそれを参考にすることができる。また、一講義での重要なポイントを絞って何度も見返すタイプの人間に有用。(当然、中年の禿げ頭や若い女の胸のチラ見などに利用されるなんてことも。)   投稿者目線では動画の利用のされかたを把握する一手段になりうる。  

41.動画再生終了の30秒前から拍手ボタンで拍手を入れられる機能。ただ拍手が増えていくのではなく、押された数に合わせて小教室→大教室→ホール→アリーナといったように拍手の音響が変わっていく(またそれによって拍手の数だけ音量が大きくなるという事態を回避できる)。また一定数で指笛、歓声があがる。そのバリエーションも多く用意する。良かった講義には予想外に拍手が起こることがある、あの心理を反映。共同的感覚も演出できる。  

42.月額料金支払いで一部の有料動画を見放題にする。ただし全動画を無料にするところまではやらないこと。固有名をもつ投稿者が販売する動画を消費者が購入するという図式を崩さないこと。  

43.ユーザーによる動画リクエスト一覧。リクエストの数が多ければ運営が制作できそうな人に営業しにいくのもよい。  

 対してクラウドソーシング(?)型の個人や企業による報酬ありの動画リクエストの場も。まず欲している動画内容を個人ないし一企業が提示し、報酬金額を設定する。このとき運営が報酬金を一時的に預かる。動画作成の名乗りをあげる人が指定数以上集まったとき、提出までの期限が定められる。そして複数の動画作成者が期限までに完成動画を彼と運営に公開、そのうちの一つが出資者に選ばれ、報酬が支払われる。完成した動画が依頼された内容の水準に最低限達しているかを運営(あるいは運営に委託された業者)が判断する。不合格しかなかった場合は報酬金が返還される。合格が一つ以上あった場合、出資者は必ず一つを選んで報酬を支払わなければならない。出資者へのみ動画再生を可能にする設定と合わせて。一部の企業内教育のクラウドソーシングになりうる仕組み。  

 上の方法のうちリクエスト側が複数となるパターンも。その場合はまず動画作成をするわけではないユーザーがリクエスト動画の内容を考案することに。彼にも報酬全額のうち1割程度を与えてもよい(無報酬でもわんさかでてくるなら無報酬で)。複数の出資者がそれに出資。期限となったとき、出資比率に合わせて出資者たちにポイントが付与され(つまり出資額がおおいほど有利に選べる)、彼らが各々投票し、ランキング形式で報酬が支払われる投稿者が選ばれる。上位何人に報酬が支払われるかを決めるのもポイントによる投票によって。少しややこしいのは出資者全員に同じだけ投票権を付与してしまえば確実に不正が行われるため。期限まで出資額は増加し続け、期限まで運営が報酬金を一時預かる。上と同じく、動画内容の検査を運営が行い、合格があれば出資者は必ず報酬を支払う相手の数と相手を選ばなければならない。ない場合は返還。考案者が作成もそれへの報酬も他人にやらせるという面がある。  

 クラウドファンディング型のうち、完成前寄付型は持ち逃げされるので却下。報酬型は上の二つから動画作成者の選別性の要素を削ぎ落とし、考案内容の事前提示の要素、出資額が期限までに増えていく要素、運営による検査の要素を拾う感じで。結局、完成後にしか作成者に金が入らないのが難点。  どれも報酬金の10%前後を運営が手数料として頂戴する。  

 

44.どのページでも使えるユーザー用のメモ帳。白紙形式、下線表示、色分け、コンセプトマップ、譜面形式など。またコメントできるすべての場で、数式、プログラムソース記述機能が使えるように。  

45.投稿者への寄付・捨て銭機能。動画から簡単にできるように。電子ポイントで。5~10%は手数料という名目で運営がいただく。法的に問題があるなら即却下。  

46.「こういう講義を探している」という質問をすることができる掲示板をトップページに。また、講義についての愚痴は講義の外部でこそ行われるので、トップページに大掲示板を設置してそこで動画についての不満を鬱散させるという手も思いつくが、トップページで知ることができる情報が愚痴ばかりになるのは避けたほうがいいだろう。愚痴は2chにまかせればいい。  

47.個人や企業による寄付によって特定の人々にシリアルコードの入力を通じて電子ポイントが付与される仕組み。情報技術的に、あるいは法的に問題があるなら却下。  

48.(調整につき削除)  

49.e大学の年度ごとの動画大賞。哲学講義賞、経済学講義賞、在野で頑張ったで賞、分かりやかったで賞、専門的すぎたで賞、眠くなったで賞、講義内容じゃないところが気になったで賞、表現のアイデア賞、受講者を大事にしたで賞など。懸賞金があってもいい。  

50.ユーザーページでは購入動画一覧を書斎のように眺められるように。多彩な並び替え機能。  

51.カードゲームや育成ゲームなどのゲーム場を設置。購入動画が内容に関係なくカードになったり、クエストのための武器になったり、育成されるモンスターの卵になったり。ゲームの特典で運営が投稿した動画が無料でみれたりも。たまたまその動画がレアカードであったからという理由で売れるという現象が生じるかも。せこい売り上げ増加方法。  

52.予約購入機能はトラブルの種だし、モノでなく情報であるためにあまり有用な機能とも言い難いので、やめておくべき。  

53.(調整につき削除)  

54.セルフ時間割表。動画一覧から動画を時間割表に投げ込んで作成できる。  

55.ユーザーが勝手に集まるサークルのコミュニティや、投稿者や一人のユーザーが中心となるゼミのコミュニティも流れで思いつくわけだが、通話型ならスカイプやSlackが既にあるのだし、コメントチャット型でできるコミュニケーションはたかが知れている。mixi等で証明されたとおり。チャットで目新しいことができるとすれば、アクティブラーニングの手法にある11通りぐらいのグループ編成法を導入することなどが挙げれれるが、グループ学習はリアルタイムでこそ効果があるのであって、通話・対話に比べてコメントは遅すぎる。  

 VRが流行ればそういった学習コミュニティもリアルと同等以上の機能をもって活用されうるかもしれないが(同時録音の会話の巻き戻し機能とか)、小型軽量化がもっとすすんでからの話だろう。長時間使用して首が痛くなる段階では論外だと思う。e大学を巨大な都市的大学のように演出し、ピグとして移動できるVRなんかも想像できるが、前に同じ。  

 それでもプラットフォームが盛り上がっている演出の一環として、そういったサークル・ゼミコミュニティがあってもよい。仮にサークル・ゼミコミュニティをつくるなら補完機能としてホワイトボード、人数制限、コメコミュで行える作業の一切など。こちらは便宜上、コメコミュと違って準実名のハンドルネームでの参加となる。ニコ動でいうところのchを投稿者が持って、その機能追加としてゼミ的コミュニティがあってもいいかも。 

 

56.学内新聞のようなユーザー投稿の動画関連情報のトピック集。  

57.自動音声読み上げソフトの無料提供。動画作成に利用できるように。  

58.複数の講師による動画において、法的に問題なければ売り上げの分割支払いも。  

59.動画内でユーザーが多く巻き戻した箇所を投稿者が把握できる機能。  

60.投稿者による割引券発行。指定ユーザーへの発行型と指定回数までの先着型。それとは別に、だれでも先着指定数までは無料でみれるサービスも(その場合の閲覧者のレビュー権限の有無も設定できる)。  

61.動画タイトルに商標登録ワードは打ち込めない制限機能。  

62.投稿者による購入者の属性分析を可能に。  

63.投稿者が自身の動画の著作権を緩めることができる設定も。  

64.電子ポイントの支払いで動画宣伝が可能。講座単位の宣伝も。またそれとは別に、複数の動画を並べて説明を加えられる宣伝も。「この二つの動画の論争が熱い」など。比較動画的楽しみ方。 

e大学の使用感覚 

直感的にわかる使用感覚を重要視すること 

  

ユーザー(企業を含む)目線  

・動画を購入し様々な機能を利用して技術を学習する場 

・学ぶ場、探求する場、そして共同的な場 

・コンテンツの二次消費(コメコミュ等)ができる 

・コンテンツに没入できる、楽しめる 

・他のプラットフォームのとの相対的な位置がはっきりしている 

・コンテンツを分かりやすく選別し利用できる 

・自己意識が少なく、同調圧力も感じすぎない場 

・現在進行の場 

・人がいる、盛り上がっているという感覚がある。コンテンツを覗けば講師がいて、コメントがあって(有料のぶん過疎も多いだろう)、終わった後も外でコミュニケーションがあり、そういった部分での体験を通してのプラットフォーム全体の盛り上がりがあること。 

  

投稿者目線 

・簡単に有料動画を投稿・販売できる 一講義の商品化 

・消費者の反応を知り、楽しめる 

・技術を残せる 

・探求の成果の自由に発表できる 

・教える、育てる、つくる、編集するとった欲を処理できる 

・小銭稼ぎできる、身を立てられる 

プラットフォームの構成段階 

盛り上がりに応じて機能を追加・変更していく 

  

開設時 1,2,3,4,5,6,7,8,9,11,17,21,22,23,24,25,32,34,35,36,39  

二       12,16,18,19,20,24,28,58,60,61 

三       10,13,24,26,27,31,38,43,50,57,62 

四       15,24,41,44,59,63 

五       14,24,29,30,40,42,45,46,47,49,51,54,55,56 

以降、機能削除と新機能追加の繰り返し。 

デザイン 

・感覚でわかることを徹底する。 

・白色と灰色が基調。水色、藍色、薄緑色を多用。赤は多用しない。 

・トップページではくどい説明をせず、使い方が感覚でわかるように。トップページではユーザーページではなく動画一覧が並んでいること。 

・有料動画とそれへのコメントへの没入を邪魔する広告の一切を排除 

・動画ページのデザインは、中央やや左に動画(動画終了時に投稿者によるおすすめ書籍と動画が表示)、動画右にコメント欄(動画終了時に関連・反論・補完動画表示)、上方の枠にビジュアルエフェクト、右上にコメコミュへの切り替えボタン、下方の枠にコメント書き込み機能、下方半分が電子レジュメ、下方もう半分が電子参考書、さらにその下方にスライドデータが続いていく。 

・アプリ版はスワイプで動画(上方にビジュアルエフェクト、下方にコメント投稿機能)、電子テクスト画面、スライドデータ、電子参考書画面、コメコミュ画面、講義ノート画面画面の順で切り替えられるように。重さ軽減のために機能を削除するならスライドデータ、電子参考書、講義ノートから。 

・コメコミュは掲示板を真ん中として左上方に質問一覧、その下に語彙解説一覧。さらにその下に講義ノート一覧。左にあるものは全て拡大することを前提にする。 

・講義動画を買ったという感覚を演出するエフェクト。再生できなかったものを再生する、動画に入るという感覚の演出。購入の快感と中毒を誘う。 

・再生回数、コメント数の表示は10000は1万とか10kとすると、1000再生が多く見えて、盛り上がっていると錯覚できる。 

・コメコミュの疑似同期性を演出するために、いっそ書き込み日時を表示させないという手もありだ。 

・動画再生中では通知は控えめに。 

・コメコミュ以外のお気に入り登録できるすべての機能で、お気に入りをしているユーザーのアイコン一覧が表示される。企業アイコン、投稿者アイコン、TAアイコンは目立つように。 

・e大学の投稿者ch一覧では、登録者数に応じて大小が変わるようにchが表示される。カテゴリ別表示でも同。 

・コメコミュのデザインは居酒屋や隠れ家的なこそこそした感じ。 

・トップページのデザインについてはクールさを目指さないこと。一度クールと受け止められてもその印象はどうせ長続きしない。ちょっと仕様が変わるだけでダサくなったりもする。 

 最も危惧すべきなのは、プラットフォームのデザインがクールだと投稿者が動画もクールにしなければならないのではないかと身構えてしまうこと。だらだら部屋でしゃっべっただけの、しかもしょっちゅう話題が逸れるような動画を投稿できるぐらいの雰囲気がよい。(もちろん学習のために合理化された動画が悪いと言っているのではない。在野を重視するならだらだらも許容すべきだということ。)気負いしないのが好い。雑に動画が並ぶ感じで。ただし、雑とわかりにくいは別だ。 

動画の例 

・既存の動画、DVDで行われている技術指導の一切。 

・諸学問の講義。哲学思想(プラットフォームの自己認識もここで)、法学、医学、宗教学(神学)、政治思想、文学、言語学、語学、社会学、心理学、マクロ/ミクロ経済学、考古人類学、歴史学、地理学、経営学、物理学、天文学、化学、数学、統計学、システム科学、美学芸術学、家政学、教育学、工学、建築学、農学、情報学など。 

・義務教育や受験のための学習動画。ただしこの分野はスタディサプリ、z会、アオイゼミ、KhanAcademy等で完成されている感が否めないので過度な期待はできない。 

・企業内教育 

・ビジネス系。ビジネス論、部下育成論、リーダーシップ論など。 

・資格学習。国家資格から民間資格、後述の資格試験塔の資格まで。 

・異文化理解。自国でも他国でも地域ごとの生活様式は関心の対象になりうる。 

・職業や特異の人の紹介。一般的な仕事の風景や「プロフェッショナル仕事の流儀」的ものまで。 

・職業の具体的技術の指導。美容師、整体師、医療系、介護士、プログラマー、営業マン、教師など。 

・お笑い芸人、有名俳優、声優による職務風景の紹介や演技論はその大衆性のためにメインジャンルの一つにもなりうるだろうし、積極的に営業をかけるとよい。 

未来社会像 

・メディア系 

自己啓発系、人生観 

・雑学系 

・個人でできる美容健康法。ヨガ。 

・武術系。これは地味に売れると思う。 

・スポーツ系。野球のバットコントロール論と実演など。 

・論述法、物語の作成法。 

・ドキュメンタリー 

・クリエイティブ論 

・料理法 

・倹約法 

・大衆的な意味での心理学。読唇術。 

・ナンパ法 

・性愛論、恋愛論 

・占い術 

・講義法 

・動画作成法 

・基本的にBlueray以前のモノ的映像メディアの講義内容はe大学で表現されうる。 

・e大学の動画間の関係、何を求めるなら何を受講すればよいかなどを語るメタ視点の動画。 

・哲学、世界観自己観の動画はそもそもなぜ学ぶのか、何を学んだらいいかを自問するのに役立つ。その意味でe大学の入門的な役割を担いうるのであり、またe大学のそれぞれの動画を意味付けによって包括できるという点から哲学動画は動画の中でも特異のものだ。ジャンル検索では横並びなら一番左、縦並びなら一番上に表示されるのがよい。 

・本でいうところの雑誌のように月ごとの投稿で、数人による連続講義動画がありうる。動画説明にあるの目次に沿って再生時間の移動もできるような。学術誌のような専門知識の集積の動画も。 

等 

  

 娯楽性の強いジャンルも定義次第で、例えば表現技術を実用化する動画とくくることができて、e大学の取り扱うジャンルのひとつに仕立て上げることもできる。音楽コンテンツの販売など。けれども、何のためのプラットフォームかをユーザーにはっきりさせることを優先するのであれば、そういった表現のコンテンツは外のプラットフォームにあったほうがよいだろう。ただし音楽理論、演技の仕方といった表現技術を伝える動画はe大学の使用感覚に矛盾しないはずだ。 

 表現内容の有料コンテンツのほうのためにプラットフォームを別に用意してもよいだろう。これも定義次第の言葉だが演奏のプロでない在野の人が動画コンテンツを有料で販売できるようなプラットフォームを。もちろんプロが投稿してもよい。芸術をメインとして、権利関係がめんどくさそうだけれどもMAD動画の販売なんかも。以下はその例。 

  

・音楽コンテンツ(ライブ映像、PV) 

・オペラ、劇 

・アニメ 

・映画 

・ドラマ 

・朗読風景 

・公認されたゲーム実況、プレイ動画 

・MAD動画 

等 

自己正当化のためのこじつけ・運営の気構え 

  

・e大学という名前にこだわりはないし、気に入ってもいない。これだという名前がまだ来ていない。 

 

・補完機能の追加は直感的にわかる使用感覚を崩さない限りにおいて。   

  

・金がもらえるなら動画投稿してもよいという層を取り込む。 

  

・どの機能についても予想外の消費のされかたがありうると予想しておく。 

  

・学士資格の取得、大学図書館の利用、実験、その他サポートの要素を抜きにすれば国立の一講義当たりの値段は2000円、私立なら4000円以上となる。だから一動画の値段は1000円でも安く、500円なら格安となる。大学講義レベルの動画を大学で一年間で受講する講義数ぐらい購入しても12万円~25万程度であり、国立の授業料の年間50万と比較しても格安。もちろんOCWをやっている大学の一部の講義は無料というわけだが。 

 ちなみに放送大学の一科目のみの履修にかかる費用は18,000円、一講義単位で1200円。 

  

・原理的にいって、旧来行われてきた技術伝達の可視的な要素は動画によって代替できる。その要素に絞るなら、本というのはこれからは内容が高度になりすぎるときや自分のペースを優先するときに使われるもので、e大学の動画が今までの本の機能を代替していくところは多くなるかもしれない(いうまでもなく本の領分は技術伝達だけではない)。 

  

・コンテンツとそれにかかわるコミュニティを買う(コンテンツにコミュニティが付いてくる)という発想は、他の通販サイトにも応用できるだろう。amazonのレビューにはそういう要素があるが、さらにコミュニティの度合いを強くすることもできるのでは。商品にコミュニティが付いてくるという感覚。 

  

・yahooニュースやガールズちゃんねるのように、全コメントによい評価わるい評価をつけることができると、そのプラットフォームの空気感(使用感覚ではない)が統一されてしまう。使用感覚は統一されたほうがプラットフォームとして大成しやすくなるけれども、空気感はプラットフォームの内でいくつもあってもよいはず。動画コメントやコメコミュはその内部独自の空気感があってこそ楽しいのであって、どの動画でも似た空気だとかえって息苦しいものとなるだろう。事実、共感の論理で動く上のふたつのプラットフォームでは、そこで反応してもらう代わりにどこでも似た空気に従うことになり、始めは気持ちよくても次第に息苦しくなっていくに違いない。 

 だからコメコミュで質問とか回答以外のコメントに評価をつけさせるのはよろしくない。喧嘩と軽蔑はあっても多数派化は少ないほうがよい。 

  

・コメントの書き込みは実名がよいか匿名がよいかについて。 

 準実名制では、彼のいたるところでのコメントをみることでその人格を認知し、それに無意識にも配慮することになる。また自分がコメントすることが自分のハンドルネームを覚えられることに繋がるために、コメントの受け止められかたに気をおくようになり、周りに認められることにばかりに意識が向く承認欲求の不安が生まれてくる。準匿名性に比べてこういった緊張や不安の度合いが強くなることで、コミュニティでの共同体感覚やコミュニケーションのゆるさ気楽さが失われることとなる。 

 そのような緊張の感覚は動画コメントのゆるく気楽な共同体感覚とは相容れないものだ。その都度の感情をそこへ発散させることを通じて共同性を感じるというのが動画コメントの論理であるから。仮にコメコミュを準実名制にした場合でも、器用な人なら動画コメントとコメコミュでのコメントをうまく使い分けるだろうけれども、そうでない人なら二つの緊張感の違いに居づらさを感じるだろう。 

 要はプラットフォームの雰囲気をつくるにあたって、議論の緊張感を優先するなら動画コメントもコメコミュのコメントも準実名制か、さらに強くするなら完全実名制で揃えるべきで、気負いしない都度ごとの共同体的空気感を優先するなら準(と完全)匿名制で揃えるべきだということだ。僅かな違いだけれども大きな違いであると思う。もちろん準匿名のあの空気だからといって建設的な議論がされないというわけでもなく、そのための機能を用意することもできる。 

 実は署名のあるほうが議論が不毛になりやすい。主義主張というのは彼の価値意識のことだ。また名というものは一貫性の論理をもたらすものであり、しかもその一貫性は彼の実存の深いところに結びついている。論破されるということはただ考えを否定されるということに留まらず、価値意識・実存を破壊させられることでもある。名のある論争ではなおさら。2chで論破されて怒り狂う人は多いが、納得することも多いようにみえる。価値意識が否定されてダメージはあるにしても、匿名である上でなので考えを改めやすいのだろう。その分コテハンがおもちゃにされやすいのだけれども。Twitterだと名の一貫性があるために——しかも実名ではないと価値意識の一貫性だけが抽出されるために——己の主張に閉じこもりやすい。ツイートの回数が重なるほどその傾向がある。だから派閥に分かれたがり、またレッテルを貼ることで終わろうとする。(2chでもFacebookでも学者の対談でも改心のない議論ではどこでもそうなる。) Facebookでは実名であるために名の一貫性だけでなく恥の意識も入ってくるので、Twitterと比較すれば謝罪とか改心が起きやすい。それでも改心が起こることはほとんどないけれども。それぞれのプラットフォームでのコミュニケーションの様式ごとに、同じ人間であっても人格だけでなく議論の仕方、納得のプロセスが違ってくる。 

 要は自己意識がどう関わってくるかによって、議論の性質が違ってくる。2chでは自己意識が少なく、Facebookでは自己意識に現実性を反映せねばならないから、それぞれその分話が通じることもある。Twitterでは自己意識の肥大化とそれに伴う自己防衛反応が多くなるから、対立したらほぼ話が通じない。話し合おうなどと微塵も考えておらず、煽りに徹する人間はよくその性質を理解しているともいえる。 

 プラットフォームに拡張現実の側面を加えず、没入的な仮想空間の側面を導入するのであれば、完全実名制を採ることはできない。それでも少しでも建設的な学習をさせたいなら自己意識が邪魔する準実名制は駄目で、匿名性の論理を選ぶしかない。 

 定義のゲームに過ぎないが、学習について。自らの意思・感情をいったん括弧でくくり、触発的で惹かれてしまう知見に依りかかり、それを疑いつつ自らのものとなるように組み替えて、そしてまた括弧にくくって新たな知見に触れる、という循環こそが学習するということだと思う。書き込むだけでは学習するということにはならず、感情を発散しているだけ、自分を守っているだけに過ぎない。どうせそういったコメントばかりになるとしても、小さな可能性に賭けて他の意見に耳を傾けてみることができる環境を用意するなら、自己意識を肥大にし、固執させる名前の表示はやめたほうがいい。  

 また、誘惑してくる知見を発する源泉は同一人物であることが多い。自己意識を助長させず、またコメント元をたどって履歴を眺めるようにするには、掲示板には匿名が並んでいて、ただしコメントから彼のユーザーページに飛べるという、妥協のかたちをとるしかない。 

 別の視点から。過去の匿名掲示板を覗いてみるとき、流行り言葉に違和感を感じるとはいえ、コミュニケーションが現在進行のものであるかのような錯覚が起きやすく、主観的に没入できる。だいぶ間が空いていても、現在行われているコミュニケーションの内側で書き込んでいるという感覚がありうる。実名型だと誰々がどう言ったということが意識され、このようなコミュニケーションがあったという客観物としての場の要素が強くなる。間が空いて新たに書き込むとすれば、このときはこのように考えられていたというような分析のコメントになりやすいのではないか。 

 とにかく、コンテンツやコミュニケーションの様式が古くなるのは仕方ないとしても、コミュニケーション自体が古い客観物になるのを匿名型は防ぐことができる。 

 匿名か準実名かを選ぶためだけにこれだけ論を尽くしたが、配慮や自己意識で肩身狭くならず、共同性の楽しみがあって、何か得るものがありうる方向が好いと思う。どうせ動物的・反射的なコメントが羅列するにしても。 

 一方、現実の関係をひきずってくる拡張現実版e大学をつくるなら、動画コメントも流れる型でなく浮き上がる型で、コメコミュも部屋割り型で、どちらも完全実名制にするのがふさわしいのだろう。  

  

・ユーザーの匿名性に対して投稿者の固有名は徹底して目立つように。匿名的双方向コミュニケーションを謳っても投稿者/視聴者という区別がある以上はどうあがいても投稿者は目立つのであるし、歴史的にも宗教的説法にせよ大学講義にせよ講師の固有名が関心の対象にならなかったことはないだろう。誰が講釈垂れているかがその内容の質保証の目安にもなってきた。そもそも学習は論への信仰で可能になり、かといっていちいち論を吟味することなど人はやりたがらないために、その信仰は論者への盲目的信仰へと変わっていって、そうして学習と講師の固有名は切り離すことのできない関係になる。始めに論者への信仰があって論も信仰するということも多いけれども。 

 投稿者の固有名の強度を優先するために、受講者を匿名にして情報量を前者に集中させておくという考え方もできる。 

  

・大学講義においては受講生の固有名が目立つことは少なく(だから悪目立ちもする)、一人ないし数人の講師が匿名的なn数の受講生に関心を向けられるという図が基本となっている。友人と一緒に受けに行っても講義中は受講生として再構成されるように。だから講義に関してはコメントは匿名であるほうが自然。 

  

・書籍の翻訳者というのはときには書籍執筆者と同等に目立つことがある。それは主に翻訳責任や名訳への賛辞という面から。注釈者の重要性も孔子朱熹の関係を代表に理解することができる。それだけで独自の有用な思想体系にまで昇華することがあるほど、注釈には可能性があり、その分注釈者にも関心が注がれうる。翻訳者と注釈者の固有名は動画内容の二次消費の対象になりえるので、動画コメントの中でもその二つは固有名があってもよい。 

  

・動画内の共同性は放っておいても、その動画を買うほど興味がある人が集まっているという程度にはできあがっている。価格が高いほどその傾向があるだろう。 

  

・動画制作の手伝いを有料でやる業者がでてくるかもしれない。電子書籍販売の手伝いをする業者があるをみればありえることだ。運営がやってもよいのではないか。 

 ただし、TV系の制作会社がやってしまうような故意的編集からの自由という理念をもっていたほうがe大学は強みをもてると思うので、編集手伝いはほどほどにしておいたほうがいいかもしれない。運営による動画自社制作はどんどんやってしまえばよい。 

  

・どんな学科でも80%以上の講義で関連書籍の紹介が行われるという統計データがあり(データ元は失念)、関連書籍や関連動画の紹介のスペースは有用度が高いと思われる。 

  

MOOCsの中には、受講生の受講状況をデータ化して採用目的の企業に売りつけることやるところもあるが、信頼性を優先するなら当然e大学ではやるべきではない。企業内教育に利用してもらうならなおさらのこと。また試験データならともかく、受講したというだけのデータは彼の労働力の有無を明確にはしないだろう。 

  

・在野研究者はMoocsと対極の場にしか居られない。 

  

・動画化の営業の一環として、放送大学NHKディスカバリーチャンネルにも。既にNHKアーカイブスがあるけれども、まだ公開されていない番組もかなりあるのでもしかしたら。 

 

・e大学と後述の資格試験塔によって機能を代替された大学のうち、つぶれる大学は勝手につぶれてくれればよいけれども、情報技術による学習空間は大学の価値を下げるというより、むしろ大学での生講義のアウラをより強くするのに一役買うことになるだろう。ブランド大学として売っていける大学はつぶれないだろうし、自然科学の実験、社会科学の量的調査は大学・研究機関の持ち分であり続けるだろう。国家による支援があるかどうかは分からないが。 

  

・教育・研究機関分類の未来図は 

  

義務教育機関 

公立高校 

私立高校 

通信制高校 

専門大学・職業訓練所・工科大学 

地域密着型問題解決集団 

国家調査所 

企業研究所・調査所 

企業内教育機関・現場研修 

国立大学(理系メイン) 

ブランド大学 

Moocs(国立大学とブランド大学を中心として) 

国境超越的共同研究機関 

講義動画販売プラットフォーム(Eラーニング含む) 

  

といったところではないか。 

 後述する資格試験塔などによって大卒の価値が国立大学やブランド大学に集中した場合、量産型大学は職業訓練所か、フィールドワーク・中規模量的調査・ミィーティングを軸とした地域密着型問題解決集団と化すぐらいしか生き残れないと思う。ただ教育者であると同時に研究者であるような学者を雇う余裕はなく、反転授業でコーチングを行う教育専任者がせいぜいといった形になるだろうから、大学と冠することも難しいだろう。 

 地域密着型・社会奉仕型学習共同体のために、地域ごとにそういった共同体を生成していけるプラットフォームをつくることもできるかもしれないが、かなり衰退の速いものになると思う。補完機能で少し書いたゼミ・サークルのコミュニティはここで水を得るだ魚となるだろう。職業体験もできるような。利用料と広告費で成立する。放っておいても誰かやるだろうし、またさっさと入れ替わっていくだろう。 

 ブランド大学は入学方法を受験型から変えていくだろう。大学の研究者も解釈・理論構築のスペシャリストと検証・量的調査の集合に分かれていくという予算的な合理化がなされるのではないだろうか。ただし解釈者の育成と質保証は手間のかかるものなので、解釈者は在野に下るかもしれない。 

 大学量産の勢いが緩んだ中で唯一増加しているのが専門大学。つまり職業に直結する大学だけが増えていて、他の普通科型の大学は減り始めている。今後は労働力の育成の期待に応えられない大学が衰退していくだろう。 

  

・あらゆる教育機関でe大学の動画を反転授業に使うこともできる。コメコミュ自体が反転授業の要素をもっている。本に読書会が付いてくる感じの動画版がコメコミュ。 

  

・講義の商品化への抵抗が大学周辺から起こるだろうけれども、既に大学のほとんどは市場原理のうちに自ら組み込まれにいっているのだから、そのように言われる筋合いはないし、むしろ市場原理に反した動画を投稿することもできる分、旧来あったはずの学問の自由、研究発表の自由はe大学のほうにこそあるともいえる。 

 事実として、どの大学も外部の企業だとか学費を払う親や学生に期待される労働力の育成を積極して行っているのであり、産業にとって即座に有用でない講義は徐々に切り捨てられていっている。外部からの評価を気にして、まずは有用性の薄い講義が消え、次いで専門性の強い講義も疑われて、職業訓練所の様相を強くしていく。 

 大学とは今では労働力を育てあげ、企業に提供し、それによって評価されて入学者を増やし、授業料で儲けるという市場原理を体現する組織になっている。独自の研究は大学の評価を上げる、あるいは評価を最低限確保するための一手段に成り下がっている。そんなことより学生の課題解決能力の向上に躍起になっている。社会からの超越性を守りつつ、研究と教育の一致を通して高度な研究主体を訓育するという近代の大学の本質であったはずのフンボルト理念はとうに死んでいる。 

 国立大学の文系廃止の声があがったとき、あらゆる方面からバッシングが起こったけれども、分からんでもないという感覚も一方ではあると思う。文系側が笑い飛ばせないあたりにそうなってもおかしくないというリアリティがあるのではないか。国立大学の文系の本質的な役割のひとつに国家の自己認識の記述があるのだけれども、それがうまくいっておらず、社会的な有用性も怪しいとなると、当然存在意義が疑われることになる。とある東大の文系教授は長期的に分かりずらくあらわれる有用性こそが文系のもたらすところだと返すわけだけれども、それは文系に限ったものではないからむしろ文系の首を絞める言説であるのだし、分かりやすく即物的な有用性を求める産業に対して文系の有用性は分かりにくいと認めてしまっているので、敗北宣言をしているに等しいようにも思う。この調子だと廃止はともかく縮小は趨勢として免れられないだろう。 

 というわけで、e大学はその縮小されていく学問を記録としてだけでも残すための受け皿になりうる。長期的で分かりづらい有用性もこっちでやってしまえばいいよいのだから。 

  

・院はともかく、大学講義はそのほとんどが専門研究の発表ではなく基礎教育によって構成されている。旧来の大学人にとってもe大学は専門研究の発表の場として解放的に感じられうる。 

  

・講座・コースとその解説、お気に入り登録数、ランキング、コンセプトマップなどはそれ自体がコーチングの役割を担っている。 

  

・定額見放題より単価で買わせるほうが、ひとつの購入が投稿者の収入に直結しているという実感、彼の動画を買っているという実感を購入者にもたせることができる。つまり動画購入にファン的応援の心理とかクラウドファンディング的寄付感覚をもちこむことができる。在野とか固有名の価値を重視するなら定額見放題には消極的であったほうがよいだろう。一旦、定額見放題を導入すると消費感覚が一気に変わってしまうことを警戒する必要がある。 

  

・有用性といっても何にとって有用であるかによって意味が変わってくるのだし、有用性を度外視した探求がかえって何かにとって有用になるという事態はよくあるのだから、有用/非有用の属性分類にあまりマジにならないほうがよいだろう。一応分けておくというぐらいに。 

  

・アクティブラーニングの技法をどんどん導入すれば売り上げが増えていく、学習がはかどるというわけでもないと思う。そもそも大学界隈でアクティブラーニングが流行ったのは講義に能動的に参加しない学生が多く、講義内容とは別に能動的に参加させる技法が必要となったからだ。コミュニケーションやコメントペーパーといった餌は受講者が能動的に参加してくれるのならもともと不要なものに過ぎない。没頭を邪魔する演出はするべきではない。要はやりすぎ注意。edxではコメントをする受講生ほど成績がよいというデータも出てはいるが。 

  

講義ノートの歴史も長い。ソシュールラカンとか。プラトンソシュール講義ノートを作成したといえなくもない。自身のための講義ノートなら道元正法眼蔵も。 

  

講義ノートによる理解促進の効用は読み手だけでなく作り手にもある。 

   

・大学寄付制についても、ほんとうに寄付したい相手は研究者と学生であって大学組織ではないわけだ。寄付制・捨て銭制を導入するであれば、寄付一つをとってもe大学のほうが大学組織へのそれより理にかなっている。 

  

・e大学は生涯学習のコンセプトとも相性がいい。何か学びたいなら「とりあえず大学へ」が「とりあえずe大学へ」に人々の感覚が変わっていくかもしれない。 

  

・ちなみにMITOCWの経費の半分は寄付によって賄われている。Moocsは広告費、受講者データの売却で収入を得、コンテンツの充実は参加大学がそれによる宣伝を通して優秀な学生を呼び込むといういわば世界的な営業を動機としてなされる、というビジネスモデルを採っている。諸OCWも自大学の宣伝を目的としている。もちろん世界中で無料で講義を受講できるという理念に共鳴してボランティア的に貢献する学者さんもいらっしゃる。ただ、もしMoocsのいずれかが破綻するとしたら、e大学はその受け皿になることもできる。 

  

・講義動画に金を払うか問題は、金を払ってでも観たいかどうかによるとしかいえない。細かい機能を追加していく以外には、金を払う場であるという感覚を演出することしかプラットフォーム側にはできない。需要が多いか少ないかでいうにしても、コンテンツによる。ただ目新しいコンテンツ、興味をひくコンテンツはそれ自体が需要をつくるという面もあるはず。お目にかかるということを多くする仕組みをつくることは運営にもできる。 

  

・大学ではできなかった新たな表現形式の講義動画を歓迎する姿勢はあったほうがよいと思う。e大学と大学が互いの位置と用途を明確にするということはあるだろう。 

  

・書籍の出版にあわせてe大学で関連内容・補足内容・概略の動画を投稿するという習慣も。 

 

OCWMoocsもe大学とつぶしあうというより、互いの位置と用途を明確にしていく間接的な相補関係にあるのが望ましいのではないか。差異は以下の通り。 

  

  

e大学 

Moocs OCW 

投稿者 

内容 

時期 

関係 

投稿条件 

 

信頼性 

 

値段 

在野・個人的 

多様・自由 

基本いつでも 

双方向的 

誰でも投稿可 

ピンからキリまで 

疑いから(レビュー) 

多い 

基本有料 

組織的 

画一・制限的・基礎的 

期間限定(特にMoocs

一方向的 

関係者のみ投稿可 

一定水準以上 

信頼から 

比較すれば少ない 

基本無料 

 

  

・何度も動画の一部分を見返すという動作が重要なポイントのひとつになる。 

  

・結局gaccoは大成しなかった。今のそれをみて成功したと言う人は少ないだろう。コンテンツが貧相であったから。大学の宣伝に繋がると思われなかったから。大学にとっては自前のOCWを持ったほうが宣伝に繋がる。 

 

ステマの可能性が少ないレビュー機能のためには購入者のみのレビューとしたほうがよい。撲滅できるわけではないがイナゴ化は防げる。 

  

・上手い講師は親しみやすさを出しつつ自らの固有名を目立たせる。そして受講者や他の講師との間に絶妙な線引きをしている。 

  

・回答者の質の信頼性に拘らないのであれば、質問への回答は放っておいてもなされるという事実がYahoo知恵袋発言小町技術の森OKWAVE等によって証明されている。教える快と欲というものが人間にはあるとみていいと思う。コメコミュでも質問が目に付く位置にあれば回答は勝手にされていくだろう。 

 もちろん、固有名を強くもつ人に回答してもらう場をつくってもよい。有料でもそれは利用されうるかもしれない。法律家のみ、医者のみの回答がされる有料の質問サイトが成立しているから。 

  

・極論中の極論だが、伝えられうる技術知は普遍的であり、金も通貨同士の争いはあっても普遍性をもっているから、ふたつは相性がいいかもしれない。少なくとも結びつくことができる程度には。 

  

・拡張現実型ではないプラットフォームの固有名はそのなかでしか効力を発揮できない。徐々に現実に進出することもあるだろうけれども。ただその中でしか居ないからプラットフォームが盛り上がる、類的感覚が生まれるということもある。 

  

・対談の強みは、両者の視聴者を合わせることができるというだけでなく、二人とも見てるわけではないがその二人が一緒にやるから見るという視聴者を引っ張ってこれるということにもある。 

  

・動画課金中毒者は出てくるかもしれないけれども、「講義を見てる」と言われたら親も怒りづらいだろう。社会的にも問題にはならないはず。 

  

・利用データが採取されているという感覚は動画への没頭を妨げる。 

  

・義務教育にしても企業内教育にしても、同じビデオを複数人でみるより一人で自分のペースで見たほうが効率がいいだろう。指導員は監視、コーチングに徹するような。ときに反転授業の技法を導入にして相互補完的理解と共同性を深めればいい。 

  

・似た内容の動画でもコメコミュ目的で購入するということもあるのではないか。 

  

・結局、それがないと困る人々が多いプラットフォームが流行りの後で生き残る。有用性ではなく依存性の話であって、娯楽がなくても困らないということを言っているのではない。代替されれば消える。企業内教育としての利用といった明確な需要をつかまえられたら生き残りやすくなるだろう。 

  

・実技の習得を目指す教育現場でも、知識的な面はe大学を用いるということもありえる。 

  

・当然、似た内容でも、あるいは少し劣っていても、講師の顔や声の良いほうが売れるという事態は起こるだろう。キャラクターにしゃべらせる講義動画も想定できる。それでいい。 

  

・プロデュース欲というのも結構人間の大きな欲望の一つであると思うが、講座や宣伝、動画コメントでそれを刺激しつつ処理することができるだろう。特に講座はプロデュース欲が作成の動機の重要な要素になる。 

  

・同内容でも空気感が違うから客層が異なるという動画がありうる。 

  

ロングテール商売を大事に。売れ行きの悪い動画を運営が削除することなどなく。 

  

・jjccs2009の調査によれば大学進学のモチベーションになることの上位は、学習内容への資格取得、学生生活のエンジョイ(主に交友関係)、就職可能性、自宅から通ること。e大学と後述の資格試験塔で全て代替できる。学生生活のエンジョイだけが現実に匹敵する交友関係ができにくいという点でやや足りないか。 

  

・コンセプトマップは対立を際立たせる一方で、主義主張を明確にさせることで各々の立場を相対化させることができる。どうせ不毛な論争ばかりになるしても、その内容が整理されることでユーザーにとって何か得るものがありうるかもしれない。 

  

・e大学の位置づけ表。気休め程度に。あくまで大体の位置表。 

 

 

  

動画アーカイブ配信サービスの類型 

 一般ユーザーによる投稿が可能 

投稿不可 

有料販売 

Vimeoオンデマンド, e大学 

 

  

Hulu, Gyao!, Udemy(投稿に制限が多い)など 

  

無料 

ニコ動, Youtube, Vimeo, vine(終了)など 

Edx, KhanAcademy, Coursera, gacco, 東大OCWなど(いくつかは動画元がYoutubeにあるのだけれども、プラットフォームに投稿できるかどうかを問題にしている) 

  

 

  

  

  

情報技術による場でのやりとり 

現実でのやりとり 

完全匿名(近い履歴はあるにせよ) 

2ch 動画コメント ガールズちゃんねる 

初対面 

準匿名 

コメコミュ Yahooコメント 

  

準実名(ハンドルネーム) 

Twitter 旧mixi ブログ 

社交場 

完全実名 

Facebook Moocs上のやりとり LinkedIn Line 

知り合い以上 契約関係 

  

情報伝達メディアの類型 

アーカイブ 

リアルタイム 

疑似リアルタイム 

話し言葉 対話   

ニコ動 e大学  youtube OCW 

TV ラジオ ニコ生 ツイキャス Line Live 大学 

ニコ動 e大学 

書き言葉 文字  

本 技術提供的ブログ 2ch 

新聞 twitter line 人間関係的ブログ 2ch Facebook 

ニコ動 e大学 コメコミュ 

  

  

  

メディアの伝達内容 

技術獲得 学習 

コミュニケーション じゃれあい  

ニュース系 

有料 

e大学 本 ブロマガ メルマガ 大学(高等教育) Udemy 塾 ゼミ 

ch有料会員限定配信の類  

出会い系 

新聞 

無料 

2ch Moocs OCW 義務教育 

2ch Line Twiiter ニコ動 ニコ生 

Facebook Youtube まとめサイト 

2ch TV ラジオ 

まとめサイト 

  

それぞれの表で近しい要素・遠い要素を分析できる。例えば有料の技術学習という点ではe大学の動画に近いのは本であり、e大学が近いのは書店付き出版社だが、書き言葉で技術の伝達を展開していった本に対して、e大学の動画は話し言葉によってそれをなすことができる、にという具合に。